森の循環
Circulation of forest
森林の地球温暖化防止への貢献
大気が循環するなかで、森林は二酸化炭素(温暖化効果ガス)の吸収源として大きな役割をはたしています。
森林を構成している一本一本の樹木は、大気中の二酸化炭素を吸収して光合成を行うことにより成長し、炭素を木材の形で幹や枝などに蓄えています。植樹や間伐・枝打ち等により森林を守り育て、二酸化炭素吸収量を確保するためには、多くの人々が森林づくりに参加し”元気な森”をつくる必要があります。
森林を構成している一本一本の樹木は、大気中の二酸化炭素を吸収して光合成を行うことにより成長し、炭素を木材の形で幹や枝などに蓄えています。植樹や間伐・枝打ち等により森林を守り育て、二酸化炭素吸収量を確保するためには、多くの人々が森林づくりに参加し”元気な森”をつくる必要があります。
- 人間が呼吸で1年間に排出するCO2
→320kg スギ丸太23本 - 自家用車が1年間に排出する平均CO2
→2300kg スギ丸太160本 - 1世帯当たりの年間CO2排出量
→6500kg スギ丸太460本 - 日本の森林の1年間のCO2吸収量
→9700万t
炭素固定だと2600万t、
森林面積2500万ha
森林1haは年間に約1tの炭素を固定
1世帯が年間に排出するCO2を固定するには → 森林が約6.5ha必要
森林を守るためには木を使うこと
- 世界の木材使用量 34億m2薪炭材56%、製材26%
- 日本の木材使用量 9千万m2国産材18%、外材82%
- 今、国産材は外材より安い なぜ売れないの?
- 木材は半永久的に再生産が可能 → 究極のリサイクル材料
- 日本の木材住宅全体で1.3億tの炭素を貯蔵 → 第2の森林
- 木材は軽くて丈夫、健康的な材料
森づくり
我が国の森林の4割は、植林された人工林です。
人工林は下刈りや間伐などの手入れをしないと、やせた木ばかりになってしまいます。今、林業の採算性の低下や山村の過疎化などにより、手入れが行き届かない森林が増えています。
木が成長し混みあってきた時に、適度に木を伐採し本数を減らすことにより、残った木がたくましく育つとともに 、森林内に陽光が差し込み下草が生え、土砂流出の防止などにも役立ちます。森林を守り育て、二酸化炭素吸収を確保するためには、多くの人々が森づくりに参加し、間伐材などの木材を生活の中で活かし、林業や山村を活性化させることが必要です。
人工林は下刈りや間伐などの手入れをしないと、やせた木ばかりになってしまいます。今、林業の採算性の低下や山村の過疎化などにより、手入れが行き届かない森林が増えています。
木が成長し混みあってきた時に、適度に木を伐採し本数を減らすことにより、残った木がたくましく育つとともに 、森林内に陽光が差し込み下草が生え、土砂流出の防止などにも役立ちます。森林を守り育て、二酸化炭素吸収を確保するためには、多くの人々が森づくりに参加し、間伐材などの木材を生活の中で活かし、林業や山村を活性化させることが必要です。